2019年7月6日土曜日

Jetson Nano と C++ と Visual Studio 2019

概要

Jetson Nano の 開発環境として eclpse 系の開発環境を使用しようと思いましたが、エラーが発生するため諦めました。
以前少しだけ使用したことのある、Visual Studioによるリモートデバッグを試行することにしました。

Visual Studio 2019 Community

インストール

全てチェックしておりよくわからないが、C++によるLinux開発を選択していれと思われる。


プロジェクト作成

C++/Linux でフィルタリングをするとプロジェクトは以下の通りあり。今回はコンソールアプリを選択。


  1. 共有アイテムプロジェクト
  2. コンソールアプリ
  3. 空のプロジェクト
  4. Raspberry Pi の点滅
  5. メイクファイルプロジェクト
  6. CMakeプロジェクト

1,6 はLinux以外でも動作させるプログラムを作るようですが、Jetson Nano のみで動かす分にはちょっと邪魔臭いです。
4 は生成されるソースが、Raspberry Pi の部分が生成されますが削ってしまえばビルド・実行はできます。

ビルド

Jetson Nano

Jetson Nanoのほうでは以下の設定が必要になります。

  1. SSHによる接続設定
  2. rsyncのインストール( apt install rsync)

ファイルをコピーしてビルドするような形態になっており。CMakeプロジェクトで行ったときには、rsyncがjetson側にインストールされていなかったため、rsyncを導入する必要がありました。

Visual Studio

初めての場合は Jetson Nano への接続の設定をする必要があります。


ARM64のとなりの、緑の三角の部分をクリックすると、以下の画面が現れますので、SSH接続の設定を行います。


初めてでない場合は、設定画面からアクセスして追加します。

Jetson とVisual Studio の設定ができれば、ビルド・デバッグに成功すると思います。

感想

VS2017で Linux ビルドを試していたときは、Linux 側の include / lib を Windows 側にもって来ないといけないため非常に大変でした。
Linux 側へソースをコピーしてビルドする形態なので、その必要がなくて結構いい感じに思えます。

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